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笛吹川東沢の沢登り甲武信岳から破風山縦走雁坂峠から下る
2017年7月20日 67歳、脳下垂体の手術が終わって1年が過ぎた。鶏冠山の次と決めていた
笛吹川東沢、遭難者続出で最近まで入山禁止に成っていた、最近解除に成った。ホルモン剤をのんで
元気イッパイ、13時間の長丁場に挑戦。一気に甲武信小屋まで登り小屋泊まりの予定。



2日の予定で、1日目は笛吹川東沢、2日目は甲武信岳から破風山に縦走、雁坂峠経由で広瀬に下る

広瀬ダムの先を笛吹川に入る、30分位で東沢の出会いに、右の沢が東沢、12時間掛かり木賊山に
やっと抜けてヘトヘト、晩の17時、半日がかりで大変な沢登、



国道140号雁坂トンネル手前広瀬ダムの先道の駅に車を止める。帰りは雁坂峠まで縦走して下山予定

2年前7の登った鶏冠山2000mは有り先に登山道は無く藪漕ぎ、厳しい山行

入山禁止の山梨県警注意看板が無くなり替わりに入り口に成っている

川を渡れば鶏冠山だが今日は左の河原に向かう


河原からまきみちへ、魚留滝、清兵衛滝、ほら貝と沢は続く、山の神まで巻く









山の神から先は河原を右に左に金山沢まで進む






対岸のナメ滝



2月頃の厳寒期にアイスクライミングが出来る滝だそうな








釜ノ沢の出会いに到着、半分は来た様な物だ。さぁ甲武信小屋に向かってのぼるぞー。

ナメの美しい川床を進む、山全部が岩か?



川床が異様に緑で川床の石が大きく見える。水は凸レンズに成ってる

釜ノ沢に入ってすぐナメに迎えられる。大きな岩盤の川!

なんとナメが美しい事か

ナメ滝は続く、自然の造形、ここまで歩かないと見れない

千畳のナメ、ここで終わり、巻く



美しいナメを過ぎると河原は倒木で荒れ放題

亨門の滝にたどり着く、真ん中を渡りたいが

両門の滝を右に巻く



巻く、滑つて転んでずぶぬれでも仕方ないがカメラが防水で無いのでジャブジャブは出来ない

広河原まで来た。一見、普通の河原、両岸の大木の根本の土が流されて川に気が倒れ幾重ににも重なっている

ビバークの焚き火の跡が多くなる、8時間くらい経ったので丁度良い場所だ

相変わらず倒木で沢は荒れ放題


階段状のナメ滝の中をかまわずバシャバシャと登り沢詰め、と思ったがこれからが本番?


いよいよ沢詰めの様相ながら最大の難所、50m位のナメ滝が3本、どちらに?

右に巻いて木賊山へ、2年前に藪漕ぎしたのが頭によぎってルートを間違う

昭和50年のガイドブックに書かれていた、左にもどれ、大巻きするな!!!

スマホのGPS頼りに登って来たがみちびき対応でないので沢筋では使えない、頂上衛星で無いと沢筋は使えない



沢詰めから藪漕ぎに、最後の踏ん張り所、石楠花やハイマツが密生しておまけに急傾斜、ついでに蒸し暑い
疲れもピーク、行き絶え絶えで1時間の格闘、突然尾根筋の登山道に出る。すでに17時、小屋に一報入れるが
どこだと聞かれるが木賊が出てこない、東沢から稜線にでてあと15分位だと連絡、どうせ晩飯と言ってもカレー
12時間がかりで笛吹東沢、登り切った、やったぜ。

甲武信小屋に着いて靴を脱ぐとビチョビチョで臭い、納豆が腐った様な匂い、明日もまた履くのかと思うと恐ろしい
カレーを食べて18時30分にはバタンキュー。寝ながら足を曲げるとふくらはぎが痙攣するがホルモン剤のおかげで、
なんだ坂こんな坂、登り切った。良かった。達成感十分だ。しかしもう藪漕ぎは出来ないと思ったのが実感
あさの3時には目が覚めて出発の支度、定番の朝飯を食し、甲武信岳の頂上で日の出を迎えるので歩き出す



頑張った東沢、次は無いだろう。満足感十分だ

国師に続く尾根筋、今日は見れない。そのうち縦走したいものだ



甲武信小屋の下に、荒川源流碑、


甲武信小屋、戸渡尾根方面、ここで下山しても立派な山行、ながら欲をかいて破風山、雁坂峠と足を延ばす
雁坂峠までは殆ど下り、さほど難渋せずに雁坂峠に向かう


遅咲きのしゃくなげ、平野では4月に咲き終わった、淡いピンクがけなけだ

標高2000mでは今が開花の時期だったようだが勝手に思い込み写真を一生懸命取らなかった

甲武信岳方面、富士山は見れない残念、


ここにも石楠花、けなげに咲いている


枯れ木が物悲しい、、笹野平小屋、水場まで20分の道標


振り返って甲武信岳、やってきました西破風山


富士山方面、見えたら良かったのにぃ


相変わらず大石の隙間を歩く


まだ標高は2000m以上は有る


何と風の強い事か、傾いて育っている、日本三大峠、雁坂峠、言ったもん勝ち


雁坂峠から広瀬に下山、最初の水場、お湯を沸かしてカレーヌドルのお昼


突然舗装路が見えて来た。ナメ滝を横切る


通行止めの舗装路の炎天下をペタンペタンと1時間半


甲武信岳は甲州、武州、信州の3県の国境、更に千曲川、荒川、富士川んの分水嶺

東に荒川、真の沢、木賊沢、入る川と名を変え栃本関所跡から荒川に成る
西に千曲川、西沢すぐに千曲川、信濃川となる
南に富士川、釜沢、笛吹川、市川大門で釜無川と合流して富士川と成る